休息
坂本瞳子

ふうと吐く息は
溜息ではなく
それでも重く
涙まで溢れた

こんなことで
自らの疲れを知る
いたたまれない気持ちと
やるせなさが重なる

それは立とうとして
よろけてしまうほどに
この心と身体に打撃を与え
休息の必要性を認識させる

少しでいい
横になって
一切合財を忘れて
ただ休もう


自由詩 休息 Copyright 坂本瞳子 2018-03-21 23:58:13
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