きょうそう
朧月

パラリンピックをテレビでみながら
すごいなあすごいなあと感心する

ないものをみようと凝視している
あし 腕 視力

だれだっていつかは衰えてゆくんだけどなあ
そっとつぶやく

満杯だった命の砂が
ほらこぼれていって足跡になる
気づかないけど確かに


自由詩 きょうそう Copyright 朧月 2018-03-17 20:33:11
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