垂涎
腰国改修

おかしくならなければいいけどね
そうなれば流せばいいさ
簡単にいうけれど


かかかかか


暗い明け方に響く幾条の鳴雪
童心から帰還出来なくなったようで
手鞠歌


ヒトフタミヨノゴノミ
ナヤコノト

一人二身世の後の夢
納屋この戸
開けて光明広がって
白昼街に独り裸足の踏女が残る


三月十五日
時間がごとりとまたひとつ
システマティックに回転していた


自由詩 垂涎 Copyright 腰国改修 2018-03-16 10:56:20
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