身を置いている以上は
ムウ

空に浮かぶ 雲も
行き交う 自動車も
何気ない 僕らも
吸われるように 過ごしてる

止まる事も急ぐ事も 許されない
囲まれる城壁の中で
外敵もいない シェルター
無責任な優しさのように 過ごしてる

近よるものに警戒をして 怯えて
傷つけ続け 突き放す事しかできず
他者よりも自らの 両手は重傷を負って
独りなりたいと嘯き 誰よりも他者と居たい


そこに気づいても

気づかぬふりして 過ごしてるんだ


自由詩 身を置いている以上は Copyright ムウ 2018-03-15 12:47:46
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