まみれる
ムウ

もう少し 傍にいて

弱々しく かほそいその声を

震えるその唇を繋ぎ止め

引き寄せられるかのように

星々は還るべき場所へと

消えてゆく

深く 深く 深く

優しいようで 残酷で美しいものが

溢れてるでも足りなくて

僕たちは我欲に溺れてゆく

生暖かい 雰囲気に部屋は包まれて

時の概念は崩れて

互いが互いに溺れていく

それでも君は 今日も囁いている

弱々しく かほそく

震えるその唇で


自由詩 まみれる Copyright ムウ 2018-03-13 00:56:51
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