外苑前を歩いた日
番田 


僕がsと外苑前を歩いた土曜日
通りは肌寒い 春先で
人気のない暗がりの道で地図を頼りにした僕は
歩いていた ただ 美術展を見るために


アングラだった 映像作品などや そして
そこで 不思議なものを僕らは見たのだった
作品はアメリカのホラー映画のようであったり  
意味不明なダンスの映像作品だった


それらは伝統として 長く 
根付かれた作品には感じられなかったけれど 
過去のTV番組のパロディとしての付加価値が
歴史の浅い国には確かに与えられていたのだった


それから 作品を見終わると 僕らは
繁華街の方へと歩いた 
僕らはまだ肌寒い風の中で 
小さな店の灯りを見つめながら



自由詩 外苑前を歩いた日 Copyright 番田  2018-03-12 00:41:15
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