絶望の淵に
坂本瞳子

果てしない切なさが広がる
救われることのないこの気持は
やるせなさに変わる

消えてなくなりたい
そんな風にさえ思う

ときに見失う
自分が欲しいもの

ときに忘れる
人の優しさ

涙さえ流れない
心に開いた穴を
埋めようともせず

迷い彷徨う
魂の行先など
追いはしない


自由詩 絶望の淵に Copyright 坂本瞳子 2018-03-11 23:34:30
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