午後二時四十六分
ヤスヒロ ハル

白い孤独が風上に立つ

悲しみの花弁が吹かれ、落ち
さらさらとした別れが
ひかりを増してゆく

異国の地を歩くとき
誰もわたしに似ていない

そのような寂寞が
どうしようもなく白い
午後二時四十六分

たくさんの花に囲まれ
わたしはさみしい


自由詩 午後二時四十六分 Copyright ヤスヒロ ハル 2018-03-11 20:43:03
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