まいにち
梅昆布茶

とてもちいさな出来事が積み重なってものごとが見事にできあがり
それがとても不思議だったりもする今日この頃です

僕の押入れの中に隠された凶器みたいなスケートボードはいつも
わくわくする坂を滑り終える予感で満ちていたり

もうイーグルスがホテルカリフォルニアを完売してしまって
いつのまにか一部屋を占領してしまった僕の彼女は突然的な詩を今日もつくるのでしょう

僕の背後にはなにも待っていなくて前のめりにゆくしかないのですから
日々はちいさな不幸と幸福の予感で満たされて

僕はいつも明日にまにあわないトルソーみたいに生きてゆくだけなのですが
つかのまの昼と夜を過ごすあいだに少しだけ人間というものが わかってきたようです

それでもわからないちいさな事柄がいっぱいあって
それが星座のように散りばめられたまいにちです











自由詩 まいにち Copyright 梅昆布茶 2018-03-07 08:31:05
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