次の日と次の人のために
たこすけ


次の日とつぎの人のために


次の日と次の人のために
またひとつ道がふえる
そして地図がひろがってゆく
夜に灯りを携えながら

明くる日は私の出番
私も橋の基礎になろう
誰かと同じ石ころひとつの私になりたい
川をまたぎ、向こう岸とひとつになる地図


山の頂上を目指そう
チェーンソーで大木を切る
鍬で階段を作る。目に刺さる枝は鉈ではらう。
杭とロープで途切れた道を繋ぐ
これで歩いてゆける。
そんな風に他人を否定することもあるだろう
そんな風に自分を肯定したいのさ。

誰かに標識や看板を建てる。
役に立たずに目だたずに虫と雨で朽ちる。
新時代の美しさに燃やされてしまうのだろう。
乾ききった頂上への未練の薪は実によく燃える
余程すがすがしいだろう


次の人のために、
明くる日のために
時には道をもどるだろう
石畳が敷かれ、暗闇をSLが走る
鳥とともに道を追い越してゆく
葉脈のようにひろがった私の旅路



自由詩 次の日と次の人のために Copyright たこすけ 2018-02-22 19:18:10
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