二月、そのはざまで・・・・。
山人

今までこんなことは無かった
そう感じることが多くなった
大台を迎えた体だから不思議がることは無いのだが

家の前は爆雪で要塞のような雪壁が構築され
つつましく冬眠することも許されない
すべての細胞が凍り、虫のように仮死することもできない

病的な積雪と
膿んでいく自身の病変が重なっている
ぼやけた目で神の所在を追うのだが
ふわっとした瞬間にうっすらと覗く疑似晴天のように神は
また、冷たい手の内を見せて去っていく

ずっと死んできたのにもっと死ねと
さらにすべてが消えうせる無へ向かえと
神は言うのだろうか
だとしたら神は悪魔ではなかったのか

私は呪文を唱え
朝の日の出ないうちから
不毛な雪との戦いを強いられ
自らの血を流し
鼓動を労働に埋め込む


自由詩 二月、そのはざまで・・・・。 Copyright 山人 2018-02-17 06:23:05
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