言葉と私
空丸ゆらぎ・続

 『地球は青かった』

この人は色で表した
小学校の図書館で 少年の目は輝いていた
世界を変えるのは科学だった
青かったのだ 地上から見た空が宇宙にもあったのだ
『二〇世紀の記録』を読みあさっていた
そんな科学主義と合理主義の近代も終焉を迎えようとしている
 
 『面白き事も無き世を面白く』

少年でも青年でもない高校生の頃 世界は「面白くなかった」 
社会は「歯車」だった
そんな頃 あるドラマにハマった
価値観と革命 古いものを倒し新しいものを生む この面白さ・・・
彼もまた面白くなかった
「ものの哀れ」
面白くないー面白い この単純な白黒反転に
ぼくは乗った

 『明日世界が滅びようとも、今日私は林檎の種を蒔くだろう』

勉強もせず 働きもせず 港町をぶらついていた
寺山修二が編纂した「名言集」にこの言葉が載っていた
存在の通りに存在するのだ。
無謀な反撃はしない。諦めて逃亡しない。存在の通りに存在するのだ。
いつもの日常を、それが絶対的な「闘争」。
「人の覚悟」の軽やかさ


自由詩 言葉と私 Copyright 空丸ゆらぎ・続 2018-01-27 13:00:51縦
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