すみれ日記 01.26
もっぷ

立春を待ちながら
冬を抱きしめる
いとしさに狂い惜しむ
十月にも秋を惜しんだけれど
秋は秋なのだとってもいたから

立春を願いながら
冬と心中したい
できることならば秋もとよくばり
この二つの季とちぎった果てに

春の切なさは
訪れてしまうこと
その絶望は途方もなく
あのさくらの樹の花をちらして
あれは彼女が泣いているのだ



自由詩 すみれ日記 01.26 Copyright もっぷ 2018-01-26 23:12:23縦
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