あたしってだれ
吉岡ペペロ

授業中

牛乳のみたくなったら

ぴゅっぴゅって

つくえのうえで踊り出すの

よこに映った横顔

くちびるをうえにめくって歌い出すの

ひらめきは月の光

桜並木をひとり夜の帰り道

ワクワクするくらい

ひらめきは月の光

金網のまえを中学2年の普段着で

とぼとぼあるいていたら

見つけて見つからないから見つけて

大人たちとおなじ風を受けているから


あたしってだれ

なまえってなに

代表なんかじゃ

ないから普通よ

踊ってみたりさ

歌いたいことが

あるだけなんだ


授業中

牛乳のみたくなったら

ぴゅっぴゅって

つくえのうえで踊り出すの

よこに映った横顔

くちびるをうえにめくって歌い出すの

ひらめきは月の光

桜並木をひとり夜の帰り道

ワクワクするくらい

ひらめきは月の光

金網のまえを中学2年の普段着で

とぼとぼあるいていたら

見つけて見つからないから見つけて

大人たちとおなじ風を受けているから








自由詩 あたしってだれ Copyright 吉岡ペペロ 2018-01-01 22:31:24
notebook Home 戻る