昼下がりの売買
チアーヌ

クリーム色の日差しの下
ふたりは体を重ね合うの
永遠の淵には
白いノート

すべては飲まれてしまったの
もう何も残ってはいないの
白いノート
濡れてる

「わたしの心はもう売ってしまったの」
「僕の心も売ってしまったよ」
「誰に?」
「誰に?」

ふたりは手を繋ぎ
永遠の淵を歩くでしょう





自由詩 昼下がりの売買 Copyright チアーヌ 2005-03-15 20:33:03
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