日々のエチュード
梅昆布茶
とりあえずのチキンは食べられてしまって
ぎゃばんのseasoningが恋しいクリスマスも近いし
ぼくのなかの騒がしい自由は休憩しているのだろう
忘れさられる歌を今日もうたっているし
古いギターは古い弦が張りっぱなしで
それでも明日をのぞきこんでみる
魔法のランプは1000年前に買収された会社といっしょに
処分されてしまったし
だから夜の幹線道路をtune-upして走るスクーターが
僕なのかもしれないけどね
とどかない手紙に切手を貼って
くぐもった声でも歌うさ
いつだってステージなんて
用意されてはいないんだから
彼女はいつまでも届かない洋服を待っている
僕は素知らぬ顏でたばこをふかす
どっちが悪いのかはよくわからないのだけれど
もうちょっと優しい時間をもてたらいいとおもっているんだ
自由詩
日々のエチュード
Copyright
梅昆布茶
2017-11-07 20:42:19