気づいたら20年経ってしまった
:-)

後悔先にたたず。
二十年も前のこと、そのときはなんでもできる気がした。
ビールも20杯はひとりでのめるきがしたし
本だって週に十冊は借りて読めると思っていた。
詩と散文の違いについてわかるようになり
言葉を発すれば雷鳴や業火となり魔物でさえうちたおせる、知恵と魔力が身につくと思っていた。
いま、スマホからこれを打ってるわけだが
携帯以外進歩の跡がまったくみえない

そして20年経つと、尊敬してた人よりもだいたいほぼ歳上になるし
裏方仕事もこなしていると、たいていの偉人のあらもわかるようになり
ひとりでできることの限界も見えてくる

詩とはなにか散文とは何かを
毎日考えるわけではないけれど
そういった一切合財を
ときどきは思い出す

言葉は体からはなれ俺はもう完全に自由で
いつでも旅立てるくらいだが
その前にもろもろの整理をしたってばちはあたらない

言葉は二十年前にもどる




散文(批評随筆小説等) 気づいたら20年経ってしまった Copyright :-) 2017-09-16 19:34:22
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