ガールガールガール
k o u j i * i k e n a g a

大丈夫、シナチクは食べられるから大丈夫。

大丈夫、海を渡らなくても大丈夫、
溺れるなら、歩いてゆけるから

優しいのは同じで、寂しいのは八分目。
だからいつも同じ髪型でも平気

いつも不安だろう、だから雷は怖いだろう
だから演じ続けるコメディ男
大好きな女の子のために喜劇を

病院の看板を指でなぞる、
煙草をくわえる、
そして、泣く
ああ、そんなの卑怯すぎるぜ、ヘイ、ガール

そう、希望はいつも翳るね
だからいつも見える
時間を巻き戻したくなる弱さ
宇宙に飛び出す勇気を欲しがる
でも、
この星からでも月は見えるし
いいじゃない
(安上がりとか言うなYO!)

 僕は君に救われたりしない
 俺は君に癒されたりしない
 君は置いていってくれ
 この喜劇男をこの星に置いていってくれ
 
そうやってまた朝だ。
壮大な朝だ
窓を開けたら涼しい風で
食欲だね、いいね
飯を食え女の子、朝飯だ
そうやって世界をなぞってゆけ

足下に光、汚い光
信じないから腹が減る
腹が減ったら
「あたい、料理得意なんよ、わりと」
ああ胸ドキ。


自由詩 ガールガールガール Copyright k o u j i * i k e n a g a 2003-11-16 16:47:15縦
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