改革
花形新次

自称詩人という
悲惨な存在を
一掃するためには
社会改革により
格差や差別を無くす以外ない
と考えた私は
自称詩人の集いに参加し
「君たちのような人が
1人もいない、ゼロ、ナッシングな
社会の実現に向かって
共に立ち上がろう!」
とアジったところ
何か変な空気になるし
「そんなに言われるほど不幸せじゃない・・・」
などと現実から目を背ける発言も出たので
「だったら、おまえら自称詩人のまま
死ぬまで虐げられろ!」とキレた

しかし、そうは言ったものの
本心では
子供達が将来
こんな自称詩人なんかに
ならないで済む社会にしたい
と改めて強く思うのだった


自由詩 改革 Copyright 花形新次 2017-08-31 20:01:27
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