夢の底
ひだかたけし

反転した
薄暗い影の
なかに
取り込まれて
居た
なんだったかな
何処だったかな
うちゅうの窪みに
休らって
然るべき場所に確保され
受け留められて
ふんわりと明るみ目覚めた
午前2時半

反転した
薄暗い影のなか
わたし、
久々に憩っていた
夢の底 無底の宇宙
の記憶残像
未だ響き在り と

夢のない眠りの界に
生かされていたこの感触



自由詩 夢の底 Copyright ひだかたけし 2017-08-20 03:06:36
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