魔法を信じるかい?パート2
梅昆布茶

魔法を信じるかい?

魔法使いの弟子になりたかった
どんな魔法のためだって?
それは秘密。。。

ではないのだ。

みんな魔法使いの弟子になりたがる
でもいまの魔法には血が通っていない

歴史の微妙なバランスでドバイという
ガラス細工の砂漠の幻がうまれたように

かつて繁栄を謳歌する大英帝国の
東インド会社みたいに利用されない様に
感性を温存し存続し詩を紡ぎ続けるために

安くて乗り心地の良いセグウェイではなく
タイムマシーンが売り出されているので
全てを売り払って買ったとすると
もとの自分に帰れるのかもしれないが

帰りたいとも思わないし帰れない
いつもいまここが僕の聖地だって知ってるから

だって僕たちは哲学を学ぶまえに死んじゃうんだから
でもハリーポッターの新作を待っている限りはいきていられるのかも

いつかは清貧の思想にたちかえり
西行法師とあるいは鴨長明とかたりあかしたいものだが

たぶん魔法は君のなかに温存されつねに
君を解放する準備をしているのかもしれない

泣いて笑って生きればいいさ
それが最上の選択だといつもおもっているんだ







自由詩 魔法を信じるかい?パート2 Copyright 梅昆布茶 2017-06-29 10:31:42
notebook Home 戻る  過去 未来