慰安婦の強制性に関する会話 (1)
Giton

【前注】以下は、ある場所での会話。私の発言は原文のまま。相手の方の発言は、特定を避けるために用語・表現を改変した。

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―――― フェミニストやリベラルが、「朝鮮人は自発的に慰安婦になった」などと平気で言って、ほとんど誰も咎めない国だ。この国は終っている。


 咎めましょう。咎めましょう。咎める人が少ないから手が回らないだけですよ~ 国破れて山河ありw


―――― ほんとに手が回らないですよ。咎めて回ってますけどね。


 ありがとうございます…て言うのもおかしいけど。「少女像」と「徴用工少年像」をセットにしたら、意外にも反響が良くなるのに最近気づきましたよ。慰安婦の強制のしかたにもいろいろありますけど、日本人は極端なのを嫌います。韓国では逆です。そのギャップを埋められたらいいんではないかと…


―――― それは興味深い発見ですね。しかし、慰安婦に廃業の自由がないという点だけですでに強制性も性奴隷性も事実なのに、なぜ日本では、強制性を否定する論がまかりとおるのかね。


 強制を認めさせるのは、たしかに一番のネックだと思います。東京の裁判でも、慰安婦が何人証言しても裁判所が決して認めなかったのはそこですから。逆に言えば「多分に強制的」との「河野談話」は画期的なんです。村山内閣がソウルに派遣した調査官が何日もかけて直接聞き取りをしたからだと思います。

 それに比べると、徴用工は解りやすいんです。国家総動員法・国民徴用令に基てますから。日本人にも体験がある。とりあえず、強制だというとこまでは理解してもらえます。外地の慰安婦のようなのは日本人には例がありませんでしたからね。あの橋下氏が、慰安婦に会ったら急に否定発言をやめましたよね?
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散文(批評随筆小説等) 慰安婦の強制性に関する会話 (1) Copyright Giton 2017-05-23 15:09:46
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