盆地の人たち
吉岡孝次

かげ と綴る処遇の
握るペンのグリップがまた落とす影。
長官は自著を開くことがあるのだろうか、
例にさえひらめく才知に引きつけられるかのように。
俊英の在りようは一通りではないが
「わが解体」をひもとけば つい
現象学、で因んでみたくなりやがる。


盆暮れの一太刀
俺だけが 武蔵野


自由詩 盆地の人たち Copyright 吉岡孝次 2005-03-08 22:23:10
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