胃袋奇譚
深水遊脚

引き込み線等身大のマシュマロを三日愛してまだ出られない


競泳用プールほどある揚げ油かきあげの具を誰も語らず


食えるわけねーだろと去る人間を内と外から麺が食い荒らす


隠れんぼバンズとパティの間に入り食べられてなお意地で隠れる


飴が降りまだ降りやまずこの街は果実酒の酔い会議は踊る


短歌 胃袋奇譚 Copyright 深水遊脚 2017-03-18 22:13:27
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