世界の果てなんかなんにも知らなかったかもしれない
みい

ねえ、トモチャン、
と呼ばれ
お茶の濃ゆいところの途中で
ひょっ、と
あばらの隙間に指を
埋められた

もしかして
こういうところでしか
あたしは埋まらないのかもしれない

わかるも、わからないもない世界で
なんも触れられないあんたはすき
かみさまは、
しょうもないことしか願わないあたしを
やっぱぜいたく、と言って
そりゃそうだな
いやしかし寒すぎて
もう、

どうでもいい



トモチャン。
あんたのカタカナには、なんか
参る
と言うと
だってきみのなまえは世界の果てで
呼べない
と言う


未詩・独白 世界の果てなんかなんにも知らなかったかもしれない Copyright みい 2005-03-06 00:54:49
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