たちどまった日々
梅昆布茶

新宿2 丁目の深夜4時に手を繋ぎキスをする男性カップルや東洋人や白人の若者達
路地にはビートが溢れ肩を組んでさんざめく不思議な人の塊を見つめている俺

生命は科学 を超えていつまでも謎のままでその意味では君も
僕は 何を 求めているのだろうか?

池袋西口のキャッチのお兄さん達をかき分けながら
誕生日にskー2の化粧品を要求してくる女友達を
やっぱり嫌いだと認識する夜と人生はまだ長いのだから

時にぬぐいとられ
たったひとつの魂だけが残って

闇に燐光を放ち
翔び去っていった

僕は毎日なんの実験を繰り返しているのだろうか?

世界でたった一人のあなたなのにね

逃げる程に追ってくるあるもの
足音と影はいつか僕の襟首を掴まえるだろう

そのまえにその姿をたしかめねばならない

遅すぎることはない
歩を進めるための道にとって

過去を亡き骸にしない現在を
たとえ明日がなくとも
踏みしめてゆく生命でありたい

不完全な事を理由にしない今を
生きるために







自由詩 たちどまった日々 Copyright 梅昆布茶 2016-10-18 02:27:27縦
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