かかとのない靴
梅昆布茶

ふりつもるものはなに
きおくのなかのたびのはじまりは
こもりうたのようにこころをときめかせるものだ

かかとのないくつであるきつづける
ぼくにひつようなものはいちにちぶんのあいと
おきわすれたうでどけいのしょざいにすぎない

せかいというえんけいげきじょうで
あしたというかけらをひろいあつめて
ぎんいろのかがみのようなつきにはめこむ

よびとめるのはだれ
みらーじゅのようにみえかくれするかげをおう
ぶるーすのようにしみわたってくる




自由詩 かかとのない靴 Copyright 梅昆布茶 2016-09-27 20:29:05
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