これから
唐草フウ



 おとといまでのわたしは、
体の中に竜巻が
PEAに似たよな太陽のかけらが
グルグルと細胞に滲み入っててました
そんな気がします

 酷暑の中
わたしの腕はずっと
燃えつづけた
ああ。ああ。


 あ、き、というだけで
足のつま先から
熱がするする奪われていきます
そして新しい季節との境目に
戸惑いの


これからのことなんて
わかんない
わかんない・・・
そう呪文しておけば
ほんとうの先が安牌な気がしている
それだけ

 

 叫びたいことがあっても
海際では
聞こえてしまうので
遠くから見つめるようにする
見つめる、だけです





自由詩 これから Copyright 唐草フウ 2016-09-17 07:05:56
notebook Home 戻る  過去 未来