夕暮れに枕す
あおば

          160801

小屋の中では、ことらが睡眠中
お茶を飲みにお母さんが出かけた隙を狙うヤギ
雄猫との逢い引きも終わり、帰宅中にヤギ発見!
いたいけない我が子をいたぶるこの黒ヤギ奴と
爪を立てて眼の玉を抉り出されたから堪りません
白山羊さん助けてと盲滅法走り出し
我が家に飛び込んで来たのを日本刀で一刺し
今夜はおいしいお肉がたんとありますから
おなか空いた方は、どうぞいらしてくださいと
ライン連絡
いつものメンツが揃ったので子猫も生でご相伴
お母さん猫は私の腕はまだ鈍っていませんと
リンゴの花飾りを頭に戴きご満悦
僕の友人達もご満悦
白ヤギさんだけが、遅いねどうしたのかしらと
心配してます
心配することはありません
金槌で砕いて骨の髄までしゃぶりつくしましたので
どうぞご安心あれ アーメン

初出「即興ゴルコンダ(仮)」
  http://golconda.bbs.fc2.com/
  タイトルは、かんなさん。



自由詩 夕暮れに枕す Copyright あおば 2016-08-01 22:43:43
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