共時する オーナメンタルなコンフェッション (オーディエンス的ナルティシズム)
モリマサ公

ワコール
胸が小さく見えるブラ
パンツ
ツモリチサト
インナー
無印良品黒コットン100%
上着
ワンピース
メルシーボークー
デニム
ガンリュー
コムデギャルソン
インディゴM
くつ
ネネット
バッグ
エバゴス

誰かの分まで生きようとか
世界の平和のために何かしようとか
朝ドラではじまって
誰だってしちゃいたくなる
「あっという間のスーサイドアタック」が
成功しない毎日が終わる
コンビニ袋ぶらさげて
最悪
その時点で我々はトラップにはまってる
あたしは
コタエじゃない
あたしは
プロセスそのものだ

サウンド
データベース
コンポジションする
サウンドトラックをつくる
スクリプト
ビジョン
意識する
ソースマテリアルの一貫性
リアクション
サーチ
イメージ
ビューポイント
どこから
というスタンス
ポジショニング
パースをつけて
距離感を操作する
パブリカルなテーマ
プライベートなテーマ
インターバル
バランス
詩的な世界観
ポエトリーマップをかかげて
メディアリテラシーを駆使しながら
道玄坂のどっかでそっかそっかとシャウトする
地球上のたましいたち
ぼやけた輪郭で展開するフレーズ
コンパクトにまとめられながら猛然とダッシュする
知らないセンシティブなストーリー
リアルな希望とリスクを算出
今できることの地平線がにじむ
はきこんだ無重力のデニムの中を
過去が吹き抜けていく
けど今は
そんなことどうだっていい
「マジで間に合わないかも知んない」
「あと何分?」
「え?これが最後かも知んない?」
「あと何人?」
誰だって間に合うかどうかワカンナイ
たくさんの背中を追いこすなう
ころびながら見送るなう
記憶の旅を網羅するなう
重力の地図をひろげてなう
抱きしめてなう
新しい出来事にチューして
ふるぼけた絶望を蹴り飛ばしてシャウトする
せつないことなんかひとかけらもなかった
こんぺいとう噛み砕いて
高層ビルの群れを無邪気にみつめて
無印良品のスニーカーが
いつのまにかすり切れていく

誰だってしちゃいたくなる
「あっという間のスーサイドアタック」が
成功しない毎日が終わる
コンビニ袋ぶらさげて
最悪
その時点で我々はトラップにはまってる
あたしは
コタエじゃない
あたしは
プロセスそのものだ

共時する
オーナメンタルなコンフェッション
(オーディエンス的ナルティシズム)

ノート
無印良品

ストップウォッチ
アルバ



自由詩 共時する オーナメンタルなコンフェッション (オーディエンス的ナルティシズム) Copyright モリマサ公 2016-06-07 18:43:36
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