nayuta
草野春心



  ぬるい肩ら、
  いまはいだきあう
  あたたかな那由多に


  細雪ささめゆき
  うす燈り
  耳のなかの馬にのり
  ぬるい肩、はなれていく
  あたたかな那由多に
  「わたしたち」の
  聞えない町



自由詩 nayuta Copyright 草野春心 2016-04-10 10:42:19
notebook Home 戻る