干からびたあたまの中で
ふるる

干からびたあたまの中で声
が、き、こえ、る、
どよう
丑の日
今日
からは

湯呑
電話

抹茶
あじ

反則技
かけて
ごらん
なさい
よせよ

だっと走る
脱兎のごとく

うらめしい三階
ことほぎの四階

耳の中見せてごらんなさい
お水入れてあげます
あたまうるおいます
お茶も注いで
ぽん

ぽんぽぽん
お花咲く
このままでは
桜に裂かれてしまうでしょうね
この
ナイスな
関係

にげ
逃げなければ
にげにげ
もつれた足取りで
ひかりとかげとひかりとかげと転んで
ででん

わたしならあなたの寄りかかりを許したのにですのに

駆け抜けるつづら折り

そのおりおりに

後々のうたうた続けてどうぞ、


              さあ

干からびたあたまの中で

眩しいと一言でもつぶやけば、もう何も見えない




自由詩 干からびたあたまの中で Copyright ふるる 2016-04-09 17:54:13
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