無題
虹村 凌

歩けもしねぇヤツが、走りたいとは言うもんだ。
飯も詰め込めないその胃袋で、精々胃液でも吐いてやがれ。

死にたくねぇなら格好つけんな。
人生も恋愛もセックスも、ただの間抜けな事でしかねぇよ。
生きてんのは格好悪いよ。死んでまう事は惨めだろうよ。
でも、それでも生きてたいんだったら、
その、格好つけんの辞めろよ。

死ぬのも傷つけんのも意味無ぇってんなら、
その飾った生き様見せてみろよ。
苛々するぜ。クソ野郎が。
ゆきやな。
格好つけんの、辞めろよ。
そっから、お前は始まるんじゃねぇのかな?


自由詩 無題 Copyright 虹村 凌 2005-02-23 02:24:11
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「うにいくら丼」