自転周期
梅昆布茶

回転しつづける君の夜に
墜落するイカロスのちぎれた翼を貼り付ける

思いつくままに貝殻を並べて手紙を綴る
離島の風景をきみの気を引く為に誇張して淋しげに

風化するものはそのままにまかせたほうがよい
冷凍の焼きおにぎりとフライドチキン

茗荷とにんにく
電子レンジとオーブントースター
いつものレトルトカレー

農業革命
産業革命
そして僕たちの情報革命

意味なんて人それぞれだ
いつかブレークスルーするための
手段に過ぎないのかも知れない

生きる軸を変えることに臆病でないことを
年齢の特権にしたくはないんだ

独楽のように回転し続けようとする
きみの意思がいつも大好きなんだから


自由詩 自転周期 Copyright 梅昆布茶 2015-12-28 11:50:36
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