3分バージョン・この絶望ってゆー感覚に名前をつけてよ
モリマサ公
ソーダー水の中をイルカが泳いでいるのでわたしはあまりストロー動かさないようにしていた
昨日かっていた金魚が一度に2匹しんだから
光の体が以外と平気
にじみながらとけていくようで輪郭が全て地平線でできてるなんて
さわろうとするとキミはかわいくわらって
わたしたちに名前をくださいっていった
壊れないものを全部あげたい
美しい飛行機が空中をよこぎっていく
ハッピーなタイムマシーンにのせて
どこかうんと光も届かない場所までいこうよ
さわろうとするとキミはかわいくわらって
目をあわせようとすると光の速さよりもはやく暗闇に帰ろうとする
たましいになっちゃった
鼓動の遠くにキミの声だけがこだました
ソーダー水の中を泡が砕けながら上がっていく悲鳴みたいってゆーか
匂いが無くても切り取ってキミの存在をたしかめたくても
スピードがはやすぎて全てのキミはぶれていた
第九がきこえてくるキミの耳にもきっと
てゆーかこれが第九?
さわろうとするとキミはかわいくわらって
変態は死ねばいいじゃんっていった
キミっぽいことやっと言ったからほっとして
夜
たくさんの涙の行方が知りたい
キミがそこにただただ寝てるので
あのときとかっ
あのこととかっ
メモリーカードにっ読み込んでおけばよかったんじゃないかってっ
そういう機械みたいな記憶の中でっ
っさわろうとするときみはかわいくわらって
おまえらみんなばかだね
おまえらみんなばかだね
というからほんのちょっとだけわかった
この絶望ってゆー感覚に名前をつけてよ
自由詩
3分バージョン・この絶望ってゆー感覚に名前をつけてよ
Copyright
モリマサ公
2015-12-01 19:52:59