僕は寝ているふりをした
唐草フウ

2年間ずっと寝なかった
この環境の中
嫌な臭いまみれの中
交差点だけでは何一つ解決しなかった
ハロウィンの仮装は女装
悲観的仮想して助走
長生きしないように走りぬきたい
壁一つの向こうは今日も合戦
イラつくのと同時に嫌がらせも掛け合わせて
食前の今日、やっと退去する
もしあいつらがまた情事に至ったら
魚を投げてやろうと思う
深い関係は御免だ
だから今日も
目いっぱい幸せを装う家庭の亭主のように
夢を吐き出して
眠れない春で寝ているふりをした





自由詩 僕は寝ているふりをした Copyright 唐草フウ 2015-11-07 20:12:54
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