雨の日のお迎え
クローバー




雨の日が、迎えにやってきた
長靴も傘もカッパもなくて、雨の日に失礼なことをした
みんなは、赤とか青とか黄色とかそんなのになっていった
それで帰っていった
僕には鍵があって、それしかもってなくて、だから
雨の日が、帰るまで、僕は待った
先生が丸い六角形のキラキラしたやつで7月の飾りを作っていたから
それが欲しくなって、ほしいと言った
部屋には明かりがついていて、僕と先生しかいなかった。


自由詩 雨の日のお迎え Copyright クローバー 2015-06-02 22:54:47
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