息子へ
梅昆布茶

くたびれた我が身に
赤い旗がいくつも立つ
宣告は容赦なくて不要物に
なる日もとおくはない

息子達のために生きているつもりでも
やつらからはなんの音信もなくて

CSN&Y
ぼくたちの家は
ずいぶん前から他人が住んでいる

でもだいじょうぶあなたを信じている
あまり豊かな資産は残せないし

立ち止まってかんがえるひと
せめてそうなって欲しいから

立ちあがるための過去も未来もすべて
いま一瞬のつみかさねだってね

そんな助言もできなかった
幼稚な父親がいたことも
忘れて元気にやってほしいのだ











自由詩 息子へ Copyright 梅昆布茶 2015-06-01 11:32:54
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