あの火、
atsuchan69
あの火、
「ほ」が
やって来て
声も、血も、涙も、
水も、空気も、
ぜんぶ苦くなった
タ、タ、タ、
バ、バタバタ、
しんで
薄暗くなって寒い
カタチのない
「ほ」が
じわじわ
「あ」を蝕んでいく
ヒ、の
炉(ろしん)
ゐづこへ
熔けたか? わからなくなっちゃって
言わ
ない
訊か
ない
関わら
ない
何も見
ない、
火いいいいいい、
自由詩
あの火、
Copyright
atsuchan69
2015-04-19 10:23:04