【 季節 】
泡沫恋歌

傷心の時
人は季節を忘れる
今がいつなのか
ここが何処なのか
茫然として
うわの空

それでも季節は巡る

新しい風が吹いて
花々が咲き
陽の光は注ぐ
あなたの肩越しに
滔々と
時間が流れていく

季節は立ち止まらない

ふと道端に咲く
小さな花に
目が止まったなら
心の色も明るく染まる
薄桃色の花びらが
空を舞うころ

季節が手招きしてる



   
                            2015/03/31


自由詩 【 季節 】 Copyright 泡沫恋歌 2015-03-31 11:45:29縦
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