愛していたのに
ドクダミ五十号

裏切りの夜に
怒りより
落胆

子らも同意
お父さんの味方

快楽の甘美さを
知らぬ俺ではないが
あまりにもひどい

せめてもの救いは
子供を連れ
逃げた事だ

そうでなければ
間男共々
殺していただろう

愛は不確か故に
確定を模索される

嗚呼
悲しみと
等価なのである


自由詩 愛していたのに Copyright ドクダミ五十号 2015-03-19 12:01:20
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