ふしぎなねずみ
ドクダミ五十号

私の可愛いがって居るねずみに
とても不思議な雌が居る

色が変わるのだ

本当だ

変化は徐々だが
気がつくと
「たぬぽん」と呼んでいたが
別の色

ううむ
私が狂ったのだろうか

「違うわ、アタシよ。アタシ」
「ほら、素敵でしょう?白地に灰色」

すぐに彼女だと解った

「あまがみするけど許してね」

昨日より色が濃くなっている

明日
見分ける自信が無い

ふしぎなねずみ


自由詩 ふしぎなねずみ Copyright ドクダミ五十号 2015-02-15 12:09:09
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