空っぽな朝
森川美咲

苦しいときばかり
悲しいときばかり
怒れるときばかり
歌った
孤独な詩人を
ワタクシ自身が
見失う
ああ

この朝の光を
切望したのは
あの詩人だったのに

呆けた顔した
ワタクシ自身は
空っぽ だ


自由詩 空っぽな朝 Copyright 森川美咲 2015-02-11 22:25:45
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