砂木

水玉に揺れる竜
つなぐ とぎれという輪

くべている手は 土からでた空の指
火は向こうへ かけられる扉

流は竜
木の気流
立つは麒麟

合羽の袖口にも 頬にも手にも
蝶にも

消えて流れる竜の火
拳 たたむ眼
滝の 奥底で





自由詩Copyright 砂木 2015-01-25 19:56:05
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