冬四首
本木はじめ

降る雪の速度に合ったきみのその寝息に耳を傾ける冬


舞い上がる埃かつては賑やかであった部室で目を閉じる冬


きみどりと黒を混ぜれば微笑んだきみの笑顔も見えなくて冬


ひとひとりいない公園だとしたら僕もひとではないのかも冬



短歌 冬四首 Copyright 本木はじめ 2014-12-28 03:33:55
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