湿度詩
朝焼彩茜色




何となくというセリフなんか吐くな
きちんと表現したまえ

されど私は優しいからそれを吐息と
あえて描いてきたんだろうと思う

書き込んで書き込んで
描き回るあなたの専攻のない自在型
長く在住している 詩の世界

栞など挟んでなんかいられない

テクニックなんて後から駆けてくる
技とセンスも知らず知らずに愛されてくる
もって生まれたものではなくても
あなたが叫べば 似合った奴が憑いてくる

書き込んで書き込んで
描き回って永遠に過程だと果ての頂を余裕を抱いて抱く

勉強不足も呼吸をしている 可愛いながらの無智も残し
あえての素人を素人なりに演出する
出演はニヤッと微笑む

シナリオのない即興詩ばかりで反省の推敲の台本にアドリブしかない

浮かんだ言葉は必至のみ二度目の脳の巡回がある
一度きりはそのまま意味を持たずただ巡回する

つまらぬものを書いてはならない
つまらぬものを書けないようになりたい

詩の世界
覗けばいつでも手招きされる
臨めば背伸びと脚立で見せてくれる魅力詩と出会える
感謝の蝋燭で夜も夜も描く
敬意の松明でその世界を一つに纏める 散らばれば星にしかならない

ジャンルだけでジャングルな詩の世界
過酷な湿度のせいでつまらぬものを書いてしまった・・・・・・


自由詩 湿度詩 Copyright 朝焼彩茜色 2014-08-24 15:41:44
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