日時計
梅昆布茶
生活という書式をたちあげる
ブラインドの隙間から
僕の一日がやってきたならば
年月という埃をまとわせ
洗濯機からまっさらな振りをしてでてくる
洗いざらしの理想
ベンジャミンフランクリンの凧
E=mc2
コペルニクスの朝餉
瞬間をつかまえきれないで
前走車も後続車もない
乾いた航続距離を測る
ハッブル宇宙望遠鏡は
24時間営業で次元のむこうを覗こうとして
いつまでも永遠にとどかない
そんな夏の日
壊れた時計をいじっている
ひまわりといっしょに日時計になる
自由詩
日時計
Copyright
梅昆布茶
2014-08-16 15:21:37