海硝子
ただのみきや

砕かれたもの
    傷つけるもの

時代の浪間に
    弄ばれて

俄に湧き上る想い
    だが全ては白い泡のよう

摩耗して往く
    意思 手足

蒼淡く ひと欠片
    砂に埋もれて眠る



        《海硝子:2014年7月27日》






自由詩 海硝子 Copyright ただのみきや 2014-08-02 22:08:16
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