君らしく
itukamitaniji

君らしく

例えばいつだっけ ずっと守っていくんだって
強く繋いでいた 想いですら途切れてしまって
ここから一体 何を信じればいいんだろうって
それでも続いていく未来は 君にとって残酷だっただろうか?

諦めなければ いつか叶うんだって
それしか知らなかった ずっとその道を
進んでいくつもりだったけど

これからの自分は ありのままなんかじゃないのかな
だとしたら自分は 一体誰になってしまうんだろう


自分らしくね、君らしくねと いつかの友達とは
深い意味もないまま 別れ際に誓い合った
自分らしくとは何か 考えた末に決めた答えは 
頑なに自分を守ること 輝いていた頃の自分を守ることだった

結局色んなものを失って 昔の自分は居なくなっても
久しぶりに会った友達は 明るい顔をして僕に言う
全然変わってないなってさ

守ろうとしたら失って 失ったと思っても残っていて
僕らしさ君らしさとは 一体何なんだろうな
無責任としか思えないから 何度も何度も疑って
それでもこの未来を 生きていくしか他にない


自然体で 飾らないで 気取らないで
かっこつけないで 嘘をつかないで
僕らしく 君らしく 自分らしく
あまりに薄っぺらだ そんなたくさんの言葉

縛っている鎖を 静かに外したならば

今の君はどんな風になりたい? その答えは持っているはず
新しい答えを選ぶことは 決して過去を捨てることじゃない
それでも君らしくあるためには 変わり続けていかなくちゃ
その積み重ねこそが 君であることの証明ならば

いつだって君は 君のままでいれるんだよ


自由詩 君らしく Copyright itukamitaniji 2014-07-29 21:43:21
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