紐ツキ
砂木

ころころ月が 指うえアソブ
あんなに雨だれ 聴いたのに
覚えているのは 風の事
吹いた過ぎたと つかえた胸に
爪たて 口たて 脈をうつ

風車は どちらさま
残したわだち 戻らぬ見返り
袋に入った 飴むく 紐解き





自由詩 紐ツキ Copyright 砂木 2014-06-20 21:32:14
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